明治十九年創業の老舗出版社「株式会社河出書房」（自費出版・自分史・家族史・歌集・他）

2015/12/18

普段は自分史に夢中な私ですが、いま取り組んでいるのは、イギリス人画家マッケンジー・ソープの作品集です。1月の来日に向けて製作工程もいよいよ大詰めを迎えています。
一枚一枚の絵に深いメッセージが込められており、ページをめくるたびに癒されたり、元気が湧いてくる、そんな作品集です。背景にはソープの生い立ちや、郷愁が色濃く投影されており、その意味では絵から読み解く自分史と言えるかもしれません。
私がこの作品と出会ったのは、この画家にとことん惚れ込んだ江夏さんの画廊を訪れたときでした。父の遺志を継ぎ、苦労を乗り越えて画廊を継承した江夏さんの生き様にいたく共感したのを覚えています。
あれから５年が過ぎ、江夏さんのソープ作品に対するこだわりと愛情は、ますます深まっています。この作品集を通じて作者や江夏さんが伝えたい思いを、私も陰ながら応援したいと思います。