天命歌会のみなさんと、歌集完成を祝う会。

初めに歌集の出版をお手伝いさせていただいたのが5年前。ちょうど東日本大震災のあった年で、鎮魂の思いもこめて『希望の河』と題しました。あれから5年、歌会には新しいメンバーの方も加わり、今回16名の歌人による短歌&エッセイ作品集『スサノオの海』が完成しました。
私が気に入っているのは、歌集のタイトルにストーリーがあるところです。
 
第1作のタイトルは『パンドラの箱』(2007年)。
神話では、パンドラの箱を開けると様々な災難が飛び出し、最後に「希望」が残ります。

第2作が『希望の河』(2011年)。
パンドラの箱から飛び出した「希望」が集まり、やがて大きな河となっていきます。

そして今回の第3作『スサノオの海』(2016年)。
河をくだり大海原へ出ていった「希望」の光に、悪天候の雲の合間から、スサノオノミコトが手を差し伸べている。

10年かけて作られた3作の歌集のタイトルの背景に、このような壮大なストーリーを描いているわけです。このあたりは、歌会代表の出口光さん、監修の笹公人さんの慧眼のなせる業でしょう。
もちろんそれは単なる言葉遊びではなく、混迷する現代社会への警鐘と戒めでもあるわけですが。
さて、第4作のタイトルはどうなるのでしょうか。スサノオが手を差し伸べた「希望の光」の行く末を、私も見届けたいと思います。

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